さて皆の衆。
おぬしらは、代々日本に伝わる日本酒は好きでござるか?
たくさんは飲めなくとも、舐めるくらいなら好き、香りが好き、ボトルやラベルが好きなど、いろいろござろう。
拙者も、お猪口(ちょこ)一杯もあればハッピー!
うんちくを知ってちょこっと味見するのは、お酒をたしなむ醍醐味でござるな!
幸い拙者の実家のある神戸東灘は、灘五郷(なだごごう)と呼ばれ、狭い地域で全国の日本酒の生産量の3割を担う、日本一の酒造地帯でござる。
日本一と聞いたなら。
拙者が行ってレポートせぬわけにはいくまい!
Contents
灘五郷とは
灘五郷とは、江戸時代から続く日本酒の名産地で、西の地域から順に、
・西郷(にしごう)
・御影郷(みかげごう)
・魚崎郷(うおざきごう)
・西宮郷(にしのみやごう)
・今津郷(いまづごう)
の総称でござる。
毎年秋には、バスツアーやスタンプラリーが開催されているのだが、2018年は記念すべき第20回ということで、従来の西郷・御影郷・魚崎郷に加え、西宮郷・今津郷が参加し、初の灘五郷全域での開催とのこと。
[2018年のパンフレット]
西から順に攻めよう。まずは西郷(にしごう)に行ってみる。
西郷の代表的な酒蔵(さかぐら)はこちら。
・沢の鶴(創業 1717年〜)
・富久娘酒造(ふくむすめ)(創業 1681年〜)
・金盃酒造(きんぱい)(創業 1890年〜)
沢の鶴といえば、「さわぁ〜のつーる〜ぅ♫」のTVCMのフレーズが頭をよぎる人もいるであろうな!
それぞれ300年、340年、130年くらいの歴史があって、さすが日本でござる。
創業100年を超える会社は3万社以上もあるのだからな!
沢の鶴には見学施設があるので、ちょっくら行ってまいる。
パンフレットを頼りに、いざ出発
最寄駅、阪神の大石駅で電車から降りると、改札に降りる階段に大きなパネルが。さすがに地域を代表する企業でござるな。
駅前の酒蔵マップと地域のマップを確認して、いざ出発!
後ろにも「酒蔵探訪」のポスターが貼ってある。
川沿いに歩いて、東に行けば御影郷、の道しるべがあるココの反対側に…
あった!到着!
看板ドーン
ところが
パンフレットに書いてなかったので、まさか沢の鶴に休肝日があるなんて思ってもみなかったでござる!
アメリカでカスタマーサービスなんてやってると、だいたい毎日シフトで働くので、国の祝日以外に休みがあるとか思わなくなるのでござるなー
ていうか、普通パンフレットには休館日とか営業時間、載ってるもんでしょ!?
まったく…
皆の者。
沢の鶴は水曜日は休肝なので要注意でござるよ!
沢の鶴資料館
営業時間:午前10時〜午後4時
休肝日:毎週水曜日、お盆、年末年始
ふたたび、沢の鶴資料館へ
ということで、気を取り直して翌日にリベンジ!
沢の鶴は、1717年に灘の西郷で米屋の副業として、※(こめ)の印を掲げて酒造りを始めたという。「米にこだわり、米を生かし、米を吟味する」という伝統の表れでござる。
展示物を見ていこう
エントランスと
順路。
米と、米にまつわる器具などの展示を見た後(右側)、いよいよ酒造りの道具の展示となる(左側)。
いやいや、米俵って今どき見ないでしょう?
これは重かったでござろうな!
そしてこの仕込みの大樽!この大きさはハンパない!
コレコレ!こういう普通じゃないものを見に来たのでござるよ!
この展示室は、見ての通りかなり広い。さらにこの上の2階にも展示があり、資料館としてしっかりしていて、かなり見応えがござる。
右奥に見える長い丸太。アレが酒を絞るときに使う棒で、めちゃめちゃ長いのでござるが、どれくらいかというと…
あー、こりゃでかいなオイ!
石の重さプラス、人もそこにぶら下がったり引っ張ったりして、テコの原理で右側の酒槽に入れた酒袋を搾るのでござる。
手前の桶もこんな大きさでござるよ!
年に一度の蔵開きのときに来れば、実際に酒を作っているところを見学できたり、搾りたての原酒を飲めたりする。
気になる酒蔵が近くにあったら、イベントスケジュールをチェックして参加するのが吉!
急げや急げ! 酒の輸送手段、樽廻船
今のように冷蔵庫などの保存手段がない昔、酒は鮮度が命。
京や大坂の内陸部より、距離は遠くても海沿いでいち早く海上輸送できる神戸の方が、江戸への酒の運搬に適していたのでござる。
日本史の授業で一度は聞いたであろう「樽廻船」(たるかいせん)。
これは酒が腐る前に、一刻も早く江戸に届けなければならなかったニーズに応えるものだったのでござるな。
そして当然、本拠地はココ、灘五郷にあったのでござる。
こんな感じで積んでいたのでござるな。
そしてお待ちかね、利き酒タイム!
お店の方がご丁寧にご説明くださった。ポイントはこんなところ。
・生は、殺菌のため加熱していてないもの
・原酒は、加水してアルコール度を下げていないもの
・本醸造は、味わいの調整や品質の劣化防止のため、サトウキビやトウモロコシ、米などを発酵させて蒸留精製したアルコール度数の高い醸造用アルコールを添加しているもの(これはゲ侍調べ)
・醸造用アルコールを添加せず、米だけで作った酒は「純米」と書かれているもの(ゲ侍調べ)
拙者はお米だけのお酒(純米酒であること)にこだわりたい人であるが、説明されなかったので本醸造であるなしを気にも留めず飲んだところ、これがめっちゃ美味かった!
純米酒でなくても、美味いものは美味いのだなと驚いたのでござる。
・古酒は、日本酒を3年以上寝かせたもの
・純米酒の古酒を用いている
・和歌山の南高梅を浸けている
どれどれ「古酒仕込み梅酒」もいただきましょうかねぇ!
んー!こりゃ口中と鼻腔に広がる香りがたまらんわ!!
古酒の深い味わいがあって、はぁ〜めちゃめちゃ美味い!!
これは買います。買って帰りますとも!
Amazonで5つ星がつくのも無理はござらんな!
梅酒好きも日本酒好きも。
全然手の届くお値段なので、是非お試しあれ!
で、お土産を買ってるときに目に入って買ってしまったのが、下の写真左側の「純米古酒仕込み 大阪はちみつ梅酒」。
大阪の農機メーカー「ヤンマー」が、大阪本社で緑化を目的とした都市型養蜂場を経営しており、そのコンセプトに共感した沢の鶴とのコラボ商品とのこと。
上に紹介した「古酒仕込み梅酒」+「純国産はちみつ」の組み合わせでござる!
商品の紹介ページはこちら
「純米古酒仕込み 大阪はちみつ梅酒」
普通の酒屋さんでは手に入らないプレミアム品ということでござる。
そして、はちみつ→くま といえば!
そう、拙者を支え、共に歩まれる七人の侍が一人。KUMAP殿!
小瓶で申し訳ござらぬが、晴れて上京いたすときにはお土産として持参いたし候!
メディア事業売却で大成功。Twitter界に突如現れた巨星。
10年のSEO経験を背景に、無理をしない「ゆとり起業」を掲げ、日々有益ツイートを発信。
Twitterに本腰を入れてわずか3ヶ月で、フォロワー2万人を達成される。
KUMAPさんにはここで会える!
Twitter:@kumapadsense
ウェブサイト:KUMAPの部屋 https://kumap.work/
本業を持ちながら別の収入源も構築したい方。
ゴリゴリ死ぬ気でやるのは無理だけど、できるならゆるーく起業してみたいという方も、フォロー必須でござるぞ!
昼間っから酒を飲める仕事があるやいなや!?
こちらは拙者の活動へのご支援を「いの一番」に表明してくださった、スポンサーのジョブシフト様でござる!
今の仕事がしっくりこないおぬし! 一度サイトを見に行ってはいかがかな?
酒造りをする杜氏(とうじ)や酒造メーカーの社員になれたら、仕事で酒を飲めるやも知れぬぞ!?ww
ジョブシフト(@jobofojob)は、月曜日の仕事をワクワクさせるためのメディア作り、お仕事ハウツー・転職情報・就職情報などの総合サイトです。